家族を在宅で看取る 06
先日のTVのせいで(って、テレビのせいにするなよ(笑))、また柿の種病が始まりました。
期間限定の柚子こしょう味と、冬季限定のチョコ&ホワイト味が、今日のおやつです。
チョコ&ホワイトのほうは、柿の種というよりチョコレートかな。
それでは前回の続き、綴ります。
(闘病のことなど綴っているので、辛くなりそうな方は控えてくださいますように・・・)
先生からの話を受け、母の親しい親類たちに連絡しました。
すぐに駆けつけてくれて、母の姿(すっかり痩せて寝たきりの状態)に驚きつつも、声をかけてくれて、母も涙していました。
もう話らしい話はできませんでしたが、耳は聞こえているようで、涙したり、かすかにうなずいたりして、嬉しそうでした。
母の兄弟が集まると、兄弟そろって枕を並べて一晩を過ごしてくれました。(母たちの年齢で兄弟が揃って過ごすなんてすごいなあと思いました)
母はその頃、熱は高いけど、手先、足先は氷のように冷たくなっていました。
訪看さんに聞くと、心臓を動かすために体中の血液が心臓に集中しているから? 熱が出てるのも、心拍が上がっているのも、体が必死になって頑張っているからだというような説明を受けました(ところどころ曖昧デス。スイマセン)
さらに翌日も、母は頑張っていました。いとこも顔を見せてくれて・・・。
県外にいる弟(私の)も、退院してからは何度も戻ってて、このときにも帰ってきてました。
血圧は少しずつ少しずつ下がってきて、脈は速くなったり、とてもゆっくりになったりで、不安定になっているのがわかりました。
それでも、呼びかけには反応するし、かき氷や氷でくちびるを浸したり、アイスノンで頭や脇の下を冷やしたり、足を上げたり、体位を変えたりして過ごしました。弟も仕事もあるし、いったん戻ると言って帰っていきました。
それから数時間。母の様子が明らかにおかしくなりました。血圧は測れないレベルにまで下がり、脈は微弱・・・。
医療関係の仕事をしてる親類をすぐに呼んで、様子を見てもらい、「これって、テレビドラマで言うところの、『ご家族を呼んでください』だよね??」て確認して。
帰って行った弟に連絡、帰ってすぐで悪いけど、また来てほしいと言いました。叔母たちにも連絡しました。
このとき、主治医にはまだ連絡していません(苦しそうにしたり、様子がおかしかったら連絡してください。穏やかにそのときを迎えたときは、その後に連絡をいただいても構いませんと言われていたので)
息子(母にとって孫)たちもすぐに部屋に来させてました。
さらに数時間経つと、呼吸がさらに浅く、不安定になって、呼吸が止まる時間が長くなって・・・。
家族みんな、ベッドの周りで呼びかけて、私はまだ到着しない弟に電話して、母の耳元に携帯を当て、弟の声を聞かせました。
呼びかけると戻ってくる、呼吸が止まる。呼びかけるを何度もくり返し、叔父が主治医に、義妹に訪看さんへの連絡を頼み・・・。
そのうち、本当に呼吸の間隔が遠のいて、静かに静かに停止しました。本当に静かに静かに・・・。
家族と親類だけで見送りました。ベッドを取り囲むようにして・・・。
きっと病院だったら、こういう別れのシーンにはならなかったと思います。
そのあと、主治医と看護師さんが到着して、死亡確認。点滴の針を外してくれました。
(呼吸器は亡くなった時点で、すぐに外してやりました。嫌がっていたのを知っていたので・・・)
夜遅いのに家族や親類がたくさん集まっていたので、主治医はビックリしていました。
みんなに見送られて、本人も喜んでいるでしょう、とも。
本当にそうだといいなあと思いました。
自宅で最期を迎えることができたのは、ケアチームと家族や親類のおかげでした。
あと、私はフリーで仕事をしていて、先方に迷惑を掛けつつも、仕事量をコントロールしたり、セーブできたこともよかったと思います。
話を聞いてくれたり、アドバイスをくれた友人たちにも感謝です。
本当にありがとうございました。
散文を読んでくださってありがとうございます。
by pekorin3939
| 2017-11-17 17:06
| 在宅ケア
|
Comments(2)
Commented
by
20081111 at 2017-11-19 00:25
こんばんは
また、お邪魔します(^^)
人生の一番最後に
家族や親戚の方々に
見送ってもらえるなんて
お母様
きっと嬉しかったことと思います
温かい、お別れでしたね
誰もがそんな風に
最後を迎えることが出来るわけではないので
本当に良かったなと、
思いながら 読ませていただきました
yukarico
また、お邪魔します(^^)
人生の一番最後に
家族や親戚の方々に
見送ってもらえるなんて
お母様
きっと嬉しかったことと思います
温かい、お別れでしたね
誰もがそんな風に
最後を迎えることが出来るわけではないので
本当に良かったなと、
思いながら 読ませていただきました
yukarico
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Commented
by
pekorin3939 at 2017-11-20 19:18
yukaricoさま
ありがとうございます!
みんなに見守られての最期は、娘としては悲しいけれど、ちょっとうらやましくもあります。
長々と綴ってきた散文をお読み下さって、優しい温かいコメントまでいただいて、嬉しい限りです。
ホントにありがとうございます。感謝!です。
またお邪魔します。よろしくお願いします!
ありがとうございます!
みんなに見守られての最期は、娘としては悲しいけれど、ちょっとうらやましくもあります。
長々と綴ってきた散文をお読み下さって、優しい温かいコメントまでいただいて、嬉しい限りです。
ホントにありがとうございます。感謝!です。
またお邪魔します。よろしくお願いします!